前編の本文を書き始めている。
2年間の物語のうち、前半の1年部分。
お気に入りのシーンがいくつかある。
プロットの段階からうずうずしながら考えていた部分。
早くそのシーンを書きたい!
むしろ先に書きたい!
と、衝動に駆られるが、それは自分に固く禁止している。
先にお気に入りシーンを書いてしまうと、他の部分を書く気がなくなってしまう。
スンってなってモチベーションがなくなる。
以前にそれで失敗した。
クライマックスから先に書く作家さんもいるらしい。
先にラストを書いてしまって、そこにつなげていくんだな。
終着点がはっきりしているから、書いてる途中で脱線することも防げそうだ。
私が今書いてるのは前編だからクライマックスではないのだが。
でも私には無理だ。
いきなりそこは書けない。
助走が必要。
だからプロットの順番通りに書いていく。
自分の中でも盛り上げて盛り上げて、山の部分に到達する。
まあ、砂場の山のような小さい山なのだけど。
書いているうちにどうしてもモチベーションが下がる部分はある。
そこを乗り越えたら、書きたい部分が後ろに待ってる。
ある種のご褒美のような感じ。
書きたい部分が後ろにあれば、少なくともそこにたどり着くまでは執筆をやめないはず......はず。
今回は完結させたい。
一番最後に何がなんでも書きたいと思うようなエピソードを入れるといいかもしれない。
まだ結末が全然見えてないのに自分でハードルを上げてどうする。
いや、いいものを書くためにはどんどん上げたほうがいいか。
前編を書きつつ後編のプロットも作ってるが、結末はまだ思いつかない。