空想と執筆の間

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【胃カメラ】上からも下からもカメラを入れられた話【大腸カメラ】

大腸カメラと胃カメラの検査を同時に受けた。

10月に受けた検診の結果、便潜血が陽性だったためだ。

初診

検診結果を持って病院へ。

まずは診察を受ける。

自覚症状はまったくない。

便潜血陽性だから問答無用で大腸カメラは決定。

医者によると、胃からの出血(胃潰瘍など)で引っかかる人も多いらしい。

大腸も初めてだが胃カメラも受けたことがないので、「じゃあ両方やりましょう!」ということになった。

腹部の触診、レントゲン撮影、採血もした。

結果、緊急性はないと思われるとのこと。

検査は2週間後。

 

検査前日

薬局で購入した検査食を食べた。

朝食は鯛粥。

昼食は和風ハンバーグとお粥。

間食として、ゼリー飲料とビスコ

夕食はコーンポタージュのみ。

どれも意外と美味しかった。

夕食後は絶食。

夜に錠剤の下剤3錠を服用。

 

検査当日の朝

約2リットルの下剤を、1時間から1時間半かけて少しずつ飲む。

味はスポーツドリンク。

不味くはないが、2リットルはさすがに飽きた。

飲み終わる前からすでにトイレへ駆け込み。

間隔は10分から30分おき。

これ、病院に向かう途中はどうすんの。

と、不安だったが、出かける頃には落ち着いた。

 

病院に着いてから

病院に到着。

検査着に着替え、点滴準備。

検査着は、お尻部分に切り込みの入った紙オムツのようなパンツと、上下セパレートの検査着。

上は甚平みたいなので、下は長ズボン。

 

検査開始

準備ができたら処置室へ。

口を開いて喉に苦いスプレーをプシュっとかけられる。

喉の麻酔。

喉の感覚がなくなっていき、息苦しかった。

苦しいから早く眠剤で眠らせてほしかった。

 

手術室のような部屋で、手術台のような台に横向きに寝かされた。

点滴で睡眠導入剤を注入される。

「は~い、うとうとしてきましたねぇ~」

看護師か助手が横で言ってる。

いや、全然ハッキリしてるけど。

意識ありますよアピールで、ベッドの上で指をトントンしてみた。

 

いつの間にか薬が効いたようで、この後の記憶が断片的。

最初は大腸カメラ、次に胃カメラの順で検査したはずだが、大腸のほうはまったく記憶がない。

ふわふわしてきて「キモティィ~~!」みたいな感じで眠りに落ちると思っていたら、全然違った。

いきなり記憶が飛んだ。

 

次の記憶は、胃カメラ中。

口からカメラを突っ込まれてゲェゲェやってるところ。

眠剤、効いてないよ!

肝心なところで切らさないで!!

と、ワイ、ブチ切れ。

もちろん、口からカメラを突っ込まれている真っ最中なので心の声だ。

 

また記憶が途切れ、次は移動するところ。

処置が終わり、ベッドに寝かされたまま処置室から病室へ運ばれる。

ボーっとする中、自分でよっこいしょと病室のベッドへ移った。

 

検査結果

病室で点滴を受けながら休んだ後、診察。

大腸ポリープと軽い胃炎が見つかった。

何もないか、あっても痔であってほしかった。

この歳でポリープはショックだ。

 

ポリープは検査中に内視鏡手術で切除済。

パソコンのモニターに映し出された、自分の胃と腸の画像を見た。

ポリープ切除前と切除後も。

焼き切ったような痕で、白っぽくなっていた。

 

ポリープを切除したため、明日の朝またきてくださいと言われる。

 

ということで絶食は継続。

術後の点滴で、「これ、今日のご飯ね~」と栄養剤を入れられた。

手術当日のご飯

この栄養剤のおかげで、丸一日絶食した上に下剤で出し切ったにも関わらず、翌朝の体重は100グラム増えていた。

 

翌日

翌朝一番で病院へ。

レントゲンと止血剤の点滴と診察。

レントゲンには、ポリープがあった部分に留められているクリップが映っていた。

小さなピンみたいなやつ。

クリップは2週間後くらいに自然に排出されるらしい。

 

食事は、手術翌日は昼からお粥。

手術翌々日から制限解除。

テレビで流れるマックやデリバリーピザのCMがうらめしかった。

 

感想まとめ

長い2週間だった。

初めて体験することばかり。

  • 外科に行ったの初めて
  • 点滴初めて
  • カメラ初めて
  • 手術初めて
  • お尻を診られたの初めて

まだ眠剤が効いているかのように現実感がない。

体調は以前とまったく変わりないし、違和感もない。

 

モニターで自分の胃と腸を見て思った。

人間の体って神秘。

大事にしよう。