空想と執筆の間

趣味の物書きについてのブログ

主人公に意識がないシーンをどうするか

少し前にツイッターで見かけた、とある物書きさんによる投稿。

「一人称で書いていて、主人公に意識がないときの出来事をどう表現したらいいか」という内容だった。

 

わかる!

悩みますよね、それ。

と心の中で激しく共感した。

 

私も一人称で書いており、さらに主人公の意識がないときに起こる出来事がある。

その部分はすでに執筆済ではあるが、参考にさせてもらおうと興味深くリプ欄までしっかり目を通した。

 

リプ欄の意見はだいたいこの3つだった。

  • 後に第三者の口から語らせる
  • そこだけ別人の視点に変える
  • そこだけ三人称で書く

 

私が使ったのは第三者の方法。

後からその場にいた別の人間に語らせた。

その出来事が起こってるときにリアルタイムで書くことはできないが、後になって「実はこうだった」と知る展開も全然ありだと思った。

 

一番多く目についた意見は「そこだけ三人称で書く」だったが、それってありなの?

途中で人称を変えるのはタブー扱いされている。

まあガイドライン的なものだろうから、結局は作者が書きたいように書いていいと思うが。

 

私は一人称と三人称を混ぜたくない。

混乱するし、逃げのような気がする。

 

語り手だけ変えるのはありだと思う。

メインの語り手は主人公で、部分的に別の人に変わる書き方。

実際にそういう小説をいくつか読んだことがある。

これもそうだったし。

aida.hatenadiary.jp

語り手変更はちょっとやってみたいけど、難しそうだな。

途中で語り手を変えるならそれなりの理由がいるのでは。

見せ方にもセンスがいりそう。

難しく考えすぎ?

 

冒頭のツイ主さんは三人称にすることを検討したようだけど、「それはタブー」とアドバイスしてる人がいて(私ではない)考え直してた。

結局どうしたのかちょっと気になってる。

 

私は今回はこのまま主人公視点固定の一人称で書いていく。

 

昔は三人称で書いてた。

一人称は自分の言葉になりそうだから嫌だったのだ。

 

でも三人称は難しくてやめてしまった。

自分に文章力がなさすぎるだけなんだが、地の文が「誰々が何々した」だらけになってしまってうんざりした。

それと混乱もした。

ここは誰視点で書いたらいいんだろうとか、この人物視点でどこまで書いていいんだろうとか。

神視点なんてのもあるしな。

私には三人称はハードルが高かった。

 

それでもいつかまた三人称には挑戦してみたい。

今回は一人称で書いて、次回作はできれば三人称で。

まだ1作目が完成してないのに気が早いが。